天台宗應聖寺(福崎町高岡)の沙羅双樹

姫路市民相談センターの金鹿です。

私の近くに、沙羅双樹で有名な天台宗應聖寺(福崎町高岡)があります。
沙羅の花は、平家物語「沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす」で知られ朝に咲き、夕べには純白の五弁の花が落花する一日花と言われる無常の花なのです。
山門正面には、お釈迦様の涅槃仏があり、睡蓮の池を進むと季節を彩る様々な花が、幽玄な世界へと導いてくれます。
そして、左前方には沙羅双樹の林が迫り、平安末期の源平の世界にいざなわれます。白い沙羅の花がより一層無常観を際立たせています。

林を過ぎ、耳を澄ますと微かにカエルの泣き声。モリアオガエルです。正面には、そのモリアオガエルの白い卵塊。なかなかお目にかかれない風景です。
ふと我に返ると山門が迫ります。短い時間でしたが心が洗われ、力が湧いてきたように思います。
皆さんも、一度訪ねられては如何ですか。

じめじめした梅雨が明けると、暑い夏がやってきます。
お体には、十分ご留意ください。

また、事務所ではどんな些細な相談もお受けしておりますのでお立ち寄りいただければ幸いです。