おみくじ

こんにちは 野上です。
毎日うだるような暑さが続きますが、体調管理には十分お気をつけください。

突然ですが、皆様は占いを信じますか?
占いには大きく分けて三つの種類があります。
 命-めい 暦から計算したもの、星占いなど
 相-そう 手相などものの様子を読み説いたもの
 卜-ぼく タロットや易など偶然性を利用したもの
わたしたちが新年などに引くおみくじは「卜」に入り、動物の骨を焼いて偶然にできたヒビの形を見て占ったのが起源とされています。

おみくじは「御神籤・御御籤・御仏籤」などと書き、吉凶を占うくじのことです。
古代から国の重要な政策を決める際、神の意志を知るために籤を引いていたそうで神の意見を聞くルーツと言われています。
凶が出たら「今は調子が悪いようだから、暮らし方や考え方を見直して、前向きになれば運気も上がる」と考え、吉が出ても「このまま慢心すれば失敗するが、正しく道を歩めば吉となる」と考える。つまり凶は吉につながり、心がけ次第で吉にも凶にもなる、ということなのです。
寺社によって差がありますが、おおむね凶の割合は全体の3割ほどと言われています。また神社仏閣によっては凶のおみくじを入れていない所もあります。

神社では日本独自の和歌、お寺では中国風の漢詩が書かれていることが多いようです。
全国各地には多種多様なおみくじがあり、形や種類、おみくじの引き方にもいろいろあり、明治39年からはおみくじの自動販売機も登場しています。

「当たるも八卦、当たらぬも八卦」と言いますが、おみくじを引くことで自分自身と向き合い、これからの生き方の教訓や励ましととらえることもできるのではないでしょうか。