介護について
姫路葬儀相談センターの金鹿です。私事ですが、先日母親が98歳と7ヶ月で天寿を全うしました。
行年で言いますと100歳ということになります。
母親は、自宅での介護を望んでいることは前から聞いておりました。しかし家族だけで介護が可能なのか、そして自分たちの心身の疲弊を考え躊躇をしていました。
最終的に決め手となりましたのが、次女(看護師)の後押しと本人の強い希望を最優先に自宅での介護を決めたように思います。
最初は、不安でしたが次女の指導で何とか母の介護に取り組み始め、訪問入浴を依頼し、癒しのためにとミニチュアダックス犬を同じ部屋で飼い始めました。(母は子供の時に犬にかまれたらしく犬がたいへん苦手ということが後でわかる。ただ、これまで何匹も犬を飼っていました。)
寝る前のおむつの交換と午前0時と午前3時に体の向きを変えてのおむつの交換で朝を迎える大変な毎日でした。
月一回の訪問看護では体調に異常はなく、逆に家族の中では健康状態は一番いいとのことでした(先生いわく)。
ただ、高齢ということもあり、突然軽い肺炎から誤嚥を併発したのか、体調が急変し帰らぬ人となりました。
家族の協力もあり母親を無事看取ることができましたが、介護の大変さと重要性を痛感しました。
これからは、高齢者社会が進んでいく中、介護と真摯に向き合わなければなりません。少し早いかなと思わずに、地域包括センターへの相談や、介護保険制度のサービスを利用する、見守りサービスを利用するなどの対策を事前に講じることをお勧めします。