姫路市が管理する名古山斎場は、火葬場を併設した式場です。姫路市に住んでいれば市民料金で利用でき、ペットの火葬も受け付けています。
その隣には、名古山霊園協会による仏舎利塔と納骨堂等を含む名古山霊園が広がっています。
仏舎利塔は、昭和29年にインドの故ネール首相より姫路市に対して贈られたものです。この辺りからの眺めは最高に良く、春の桜から秋の紅葉まで、四季折々の美しさを楽しめます。
姫路城十景の1つである東宝塔跡などもあり、ゆっくりと散策したくなる環境です。

名古山斎場の式場利用は個人からでは受け付けてもらえないため、葬儀社に申し込みをしてもらうのが一般的な流れです。
ただ、名古山斎場には式場が一室しかないので、利用の際は順番を待たなければいけない可能性があります。数日後にならないと空きがない場合は、他の斎場を勧められるでしょう。
なお、式場の席数は約50席で、控え室と約20名用の待合室を備えています。バリアフリー化されているため、身障者の方や高齢の方が利用する際も安心です。

葬儀社に依頼するときは、複数社に見積もりを取るのが一般的で、家族が亡くなる前に決めておくのが理想的です。
見積もり依頼の際は、名古山斎場を利用したい旨を伝えます。
葬儀実績も豊富で、地域密着型の葬儀社であれば安心です。
いずれにしても1社ずつ面談して、金額の説明や事前見積をしてもらいましょう。また、費用面だけでなく、信用できる担当者かどうかという点も重視したいところです。

名古山斎場の近くには姫路市民葬儀相談センターがあり、名古山斎場を利用したいときの相談を受け付けています。こちらでお葬式の進行をするわけではなく、姫路市内で長年実績を積んで信頼を得てきた葬儀社と提携して、紹介を行っています。
プランは「火葬式プラン」と「1日葬プラン」、「家族葬プラン」、「家族葬・親族葬プラン」などあります。安心の明瞭価格をこだわりとしているため、提示価格の他に追加費用はかかりません。さらに事前登録をしておけば、会員価格にて利用できます。
お葬式に慣れている人は、ほとんどいません。こうした相談センターがあると心強いですから、相談や事前見積もりの際は利用するといいでしょう。