納骨には、遺体を火葬後骨壷に納めることと、骨壷に納めた遺骨をお墓や納骨堂などに納骨することという、2つの意味があります。現代で納骨と言うと、後者の意味で使われることが多いです。
納骨する場所はお墓や納骨堂が一般的ですが、近年では永代供養も注目を集めています。
永代供養は家族に代わって寺院や霊園が供養し管理してくれますが、納骨場所が他の人と同じのため、合祀墓などとも呼ばれます。
納骨堂はお墓と違って室内にてロッカーのような収容場所に納骨されるものの、一定期間を過ぎると永代供養同様に合祀される場合もあるので、その点はよく考慮することが必要です。

姫路市が設けている公的斎場の1つに、名古山霊苑があります。
市民であれば、低価格で火葬場と式場を使えるとあり、多くの市民に利用されている施設です。式場は最大50名とさほど広くないため、小規模なお葬式に向いています。
ここには過去にインドの元首相から贈られた仏舎利を含む仏舎利塔があり、その周りには石仏塔や納骨堂などが建ち並んでいます。
墓地公園となっているので、一般市民も観光を楽しめる環境です。地球儀噴水池や楠谷池、東宝塔跡などがあり、沢山の桜やつつじ、藤など、花の時期も紅葉時期も素晴らしい眺望となります。

屋内となる納骨堂は、天候に左右されずにお墓参りできるところが遺族側のメリットです。
草むしりも墓石の清掃も必要ありません。
さらに一般的な納骨堂では宗教を問われませんし、お墓よりも引っ越ししやすい点も魅力です。また、墓石や土地代が不要のため、低予算で利用できるのが最大のメリットと言えるでしょう。

名古山霊苑の斎場や火葬場を使う場合は、葬儀社に依頼して喪主の代わりに申し込んでもらうのが一般的です。数多くある葬儀社の中から優良な業者を選ぶのは大変ですが、後悔しないためにも吟味したいところです。
不適切と感じる人もいますが、葬儀社は予め決めておくのが良い方法だと言われています。家族が亡くなった直後は動揺していて、業者を選ぶのが大変だからです。
名古山霊苑のそばにある姫路市民葬儀相談センターは、お葬式に関する様々な相談に乗ってくれる施設です。市内で実績のある葬儀社のみと提携して、追加料金なしの安心価格でのお葬式プランを用意しているので、相談してはいかがでしょうか。